「hbstudy #44 ベンチマーク勉強会(基礎編) 現場で役立つベンチマークのススメ」に行ってきた。
こんにちは。
最近、どんなブログを書いても「どんまいこの花嫁修業」には勝てない気がしているせちろーです。とはいえ、最近まじめにやっていない勉強会参加報告ブログを書いてみたいと思います。
さて、5月10日は「hbstudy #44 ベンチマーク勉強会(基礎編) 現場で役立つベンチマークのススメ」が新宿でありました。*1講師は、日本国内では数少ない(らしい)職業的ベンチマーカーの宮原さん@tmiyahar。
内容は、宮原さんがベンチマークの裏話や機材、ベンチマーク手法について、ニヤニヤしながら楽しそうに2時間半語り倒すという非常にマニア向けな内容です。(笑)
ですが、そんな内容に惹かれて集まった参加登録者は開催時点で122人。スタッフも入れたら、当日は130人はいたんじゃないでしょうか。
これだけの人数が集まったのは、ベンチマークはインフラエンジニアの基礎技術の一つだと思いますが、一般的な確立された手法がなく、ベンチマークの第一人者である宮原さんが話す内容に注目が集まったからだと思います。かく言う、僕もベンチマークの度に試行錯誤している身です。
勉強会の資料はこちらにアップされているので、内容全般はそれを見てみてください。ベンチマークの基本的な考え方、ハマりどころ、具体的な手法が網羅された非常に良い資料なので、エンジニア必読の資料だと思います。また、今回はベンチマーク勉強会とも共同開催となっていましたので、ベンチマーク勉強会の資料も一緒にアップされています。
http://connpass.com/event/2366/?disp_content=presentation#tabs
会場では、資料には載せられないような裏話もちらほらありましたが、それが聞けるのは直接会場にいた人の特権ということでご容赦くださいませ。
宮原さんの発表で特に気になったポイントは、勉強会中に他の人のTweetのRTも含めてつぶやいていますが、以下のようなところです。「ベンチマークは科学!」って辺りは熱いですねw*2
ベンチマークに当たっての基礎的な考え方については、自分でもHPC勉強会*3で10分程度発表したことがありまして、宮原さんの発表はその問題意識にがっちりハマって、実践的なヒントをたくさんもらうことができました。ちなみに、当時の自分の発表資料は以下になります。
コンピュータシステムの特性や性能を正確に把握するというのは、非常に基本的なことではありますが、実際にやるためには対象への理解とその理解に即した測定を行うスキルの両方が必要で、かつ、技術面以外でもいろいろなバイアスがかかりやすい非常に難しいことだと思います。それを乗り越えて誰もが納得できる客観的な結果を出そうとするという姿勢が「科学」ということでしょう。
今回の勉強会は基礎編ともある通り、基本的な考え方や代表的な手法の紹介の内容だったので、次のベンチマーク勉強会では実践編として何かのベンチマークのハンズオンをやりたいという話が上がっています。ベンチマーク対象に取り上げるものがまだ決まっていませんが、自分としても開催に協力して実現したいと思っていますので、興味がある方は是非!
今日はこんなところで。