双六工場日誌

平凡な日常を淡々と綴ります。

海外に行く時に持って行って役に立ったものリスト

海外にいく際に毎回何を持っていったらいいのかわたわたするので、次の出張に備えて、最近持って行っていって役に立ったものをメモ。

「海外旅行 持ち物」とかでググると、いろいろなサイトが見つかりますが、そういうところに載っているものは割愛。ググった結果、以下のようなサイトが見つかりましたが、一般的な準備はこれらを見れば十分だと思います。

長時間フライト対策

ノイズキャンセリング・ヘッドフォン

10時間以上の長時間フライトだと、時差ボケ防止のためにも以下にゆっくり寝られるかが勝負になるので、ノイズキャンセリング・ヘッドフォンを持って行っています。

以前に一緒に出張した人がBOSEの通常のヘッドフォンタイプのノイズキャンセリング・ヘッドフォンを持っていて、使わせてもらったところ、飛行機の音が気にならないレベルに軽減されていたので、最近自分でも購入しました。

購入したのは、比較的新しいインイヤータイプのもの。電車で試した限りでは、電車のガタンゴトンという音が注意しないと聞き取れないレベルまで軽減されていました。インイヤータイプは気軽に使えるので、普段電車に乗るときにも使っています。ノイズがなくなると、ストレスがかなり軽減されるので、ちょっとお値段は張りますがおすすめです。

【国内正規流通品】BOSE QuietComfort20 ノイズキャンセリング・ヘッドホン(インイヤータイプ)
【国内正規流通品】BOSE QuietComfort20 ノイズキャンセリング・ヘッドホン(インイヤータイプ)

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スマホからガラケーに変えて連絡先がうまく移行できなかったので、Googleの連絡先をガラケーの電話帳に変換するスクリプトを書いた。

先日、ブログにも書いた通り、SIMフリースマホのZTE Blade Vec 4Gを買って、これまでスマホでやっていたことはおおよそそちらに移行を済ませました。

最近話題のSIMフリースマホ「ZTE Blade Vec 4G」を買って、一週間使ってみた。 - 双六工場日誌

結果、これまで使っていたスマホでは、音声電話とメール、おサイフケータイぐらいになったので、これまでのスマホ回線はauガラケー「Gratina」に機種変更。

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左がBefore、右がAfter。

機種変更はあっという間でおサイフケータイの移行もすんなりすみましたが、地味に引っかかったのが電話帳の移行。スマホからガラケーに変える人で同じようなことにハマる人も多いと思うので、移行の際に使ったスクリプトとメモを書いておきます。

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Strata + Hadoop World 2014 in NYC に参加してきた。

2014/10/15-17の日程で開催された「Strata + Hadoop World 2014」に参加してきたので、見たセッションとざっくりとした感想をメモ。

発表者の録画ビデオやスライドはこちらにあるので、詳細が知りたい方はこちらへ。現時点では、スライドやビデオがないセッションも結構ありますが。

今回Strata + Hadoop Worldのセッションは、以下のテーマにわかれていました。

  • Business & Industry
  • Data Science
  • Data-Driven Business Day
  • Design & Interfaces
  • Hadoop & Beyond
  • Hadoop in Action
  • Hadoop Platform
  • Hardcore Data Science
  • Law, Ethics & Open Data
  • Security

この中で、自分に取って新鮮だったテーマは「Law, Ethics & Open Data」。2日目のClouderaのChief TechnologistのEli Collins さんのお話などは、このテーマ、ド直球のお話で示唆に富んでいたと思います。

聞いていないセッションの方が多いので、全体は把握しきれないところがありますが、全体的な印象としては事例紹介では単純なHadoop導入事例はなくなって、具体的なビジネスでのデータ分析の活用を中心としたセッションにシフトし、技術的なセッションでは、機械学習など高度分析や処理基盤全体アーキテクチャ、Spark等の新しいプロダクト紹介など、より高度なものが多くなっているように思いました。

個別プロダクトでは、Spark関連のセッションが多く、かつ、どれも人が多く集まっていて関心の高さを感じさせました。YARNの活用事例*1は、Tez + Hiveが注目されていましたね。

自分が参加したセッション

自分が参加したセッションは以下のものです。面白そうなものが多かったので、体がひとつしかないのが悔やまれます。

1日目(午後から)

2日目

3日目

個別のものは、とても感想が書ききれないので、取り急ぎ、見たものリストのみで。

追記

そういえば、ミュージカルを見た後に締めのラーメンを食べようと思って、ニューヨークの一風堂に行ったら激混みでラーメンを食べそこねました。。。

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*1:SparkはYARN上でも動かせますが、一旦別扱いで

最近話題のSIMフリースマホ「ZTE Blade Vec 4G」を買って、一週間使ってみた。

最近、MVNOのSIMが複数リリースされ、それを使うためのSIMフリー端末も充実してきたように思います。僕もその流行に乗って「ZTE Blade Vec 4G」を購入してみたので、簡単に使用レポートを書いてみます。

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写真: 開封の儀の様子

購入の経緯

これまでは、auの回線でHTC Jを使っていました。厳密に言うと、まだこの端末も併用しているので、使っていたというのは語弊がありますが、今はこちらのスマホはほとんど使っていません。鞄から出すのは、おサイフ携帯機能使うときぐらい。

HTC Jに機種変更したのは、ちょうど2年前。3Gのみ対応でLTEは使えない機種です。ただ、IS03からの機種変更だったので、当時はさくさく動くことに感動した記憶があります。

ただ、この機種はアプリをインストールできる領域に制約があり、最近ではその制約のためにアプリのアップデートが止まることもしばしば。また、常駐しているアプリが増えてくると、プチフリーズみたいに操作が固まったり、電池がすぐに切れてしまったりと、そのほかにもいろいろつらみが溜まっていました。

仕方がないので機種変更を検討。当初はHTCの最新機種、HTC J butterfly HTL23への機種変更も検討したのですが、月々の支払いが高くなるので躊躇していました。良いイヤホンがついてきたり、スペック的な魅力はあるんですが、自分の場合はAndroidで音楽を聞くことはないので、いろいろオーバースペックなんですよね。

また、SIMロックされている端末だと海外に行った時に格安の現地のSIMが使えないんですよね。旅行中、同行者とLINEで連絡を取ることが多いのですが、現地SIMなら1000円以下で済むところが、現地で使えるWi-Fiをレンタルするか国際ローミングをするとなると、数千円の出費。海外に行った際には、着信用にはメイン回線が必要ですが、ガンガン使うにはやはり現地SIMを入れたSIMフリー端末がベスト。

こういう上でSIMフリー端末を調べてみて、たまたまキャンペーンで特別価格になっていた「ZTE Blade Vec 4G」の購入を決めました。

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AWS CLIで最新のAmazon LinuxのAMI IDを取得する

アニメを消化しつつ、コマンドラインから最新のAMI IDを取得を試して、Amazon Linuxの分はできたのでメモ。

ID取得からインスタンスの作成まで一発でやってしまおうと思ったけど、describe-imagesはAPIのレスポンスが遅かったので、とりあえず、一覧だけ出力するところまで作成。APIのレスポンスが遅いのは、キャッシュファイルを入れて緩和。

最後に載せているスクリプトは、キャッシュファイル対応のために長くなっていますが、本質的なポイントは以下の2つ。

自分とamazonがオーナーになっているAMIのうち、以下に該当するものを取得

  • 仮想化方式 → HVM(完全仮想化)
  • 起動ディスク → EBS
  • アーキテクチャ → x86-64
  • ボリュームタイプ → 磁気ディスク(standard)
aws ec2 describe-images \
    --owners self amazon \
    --filters \
      Name=virtualization-type,Values=hvm \
      Name=root-device-type,Values=ebs \
      Name=architecture,Values=x86_64 \
      Name=block-device-mapping.volume-type,Values=standard

取得したJSONをjqで以下のように整形

  • Imageのリストを名前順にソート
  • Platformが"windows"となっているものを除外(Platformは値が"windows"のみしかない属性)
  • NameとImageId(AMI ID)を文字列結合して出力
jq -r '.Images | sort_by(.Name)| .[] | select(.Platform != "windows") | .Name + ": " + .ImageId'

これらをまとめて一つのスクリプトにしたのが以下。ほかの条件でAMI IDを取得したい場合は、最後に参考文献に載せたドキュメントを見つつ改変してください。

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自分が訪れた香港は、世界中から人と物と歴史が流れ込む混沌とした美しい街だった

ここ最近、香港で大規模デモが起きていて、デモの写真や映像を見ることが多いのですが、ちょうどそのデモが始まる一週間前の連休に、その香港の街を旅行してきました。

自分が見た香港は、世界各国からいろんな人や物が流れ込んでくる混沌とした街で、一方、中国の伝統文化も併せ持つ魅力的な街でした。

デモのニュースだと、そういったところはなかなか出てこないので、自分が印象に残った場所を写真で紹介したいと思います。あくまで自分の旅の非常に個人的な記録で、観光客がスマホで取った旅行写真ではありますが、香港に興味を持つ人が増えるきっかけになれば。

ちなみに、最近、羽田ー香港間のLCC香港エクスプレス」の直通便が出ていて、自分たちが行った時は燃料サーチャージ込で往復40,300円ぽっきりの格安価格で羽田から直接香港に行くことができました。チケットの取り方にも寄りますが、国内便に乗るような感覚。ただ、早朝便で時間が早くて、始発では間に合わない可能性が高かったので、前日に羽田の「First Cabin」に宿泊。早朝便は使い勝手は微妙ではありますが、着いたら一日フルに使えるのがメリットです。

出発前

これが前日泊した羽田の「First Cabin」の個室。

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香港到着後

ここから香港の写真。これは、香港空港から都市部に移動するバスの中で取ったもの。これが「Docker」ですね。まさにアジアの流通拠点という感じ。

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行く途中にはイオンもありました(真ん中の赤紫の看板)。日本では見られない、超高層ビルを背負ったやたら強そうなイオン。

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クックパッドの新オフィスでitamaeによる寿司の無限プロビジョニングを体験して、Ansibleのお悩み相談してきた #infra_sushi

今日は、クックパッドの新オフィスで「Infrastructure as Code 現状確認会」があり、運良く繰り上がれたので参加してきました。

新オフィスは、恵比寿ガーデンプレイスタワーというおしゃれスポットで、オフィスにはキッチン付きのスペースがあって、そのキッチンではその寿司が無限プロビジョニングされているという夢のような空間でした。

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写真:無限プロビジョニングされる寿司

本編終了後のLT枠が空いているとのことだったので、本編の間に資料を作ってLTもしてきました。内容は昨日つぶやいた最近のお悩み相談。最近、AWS + Ansibleの環境で実現方法に困ったことを2つ紹介して、相談させてもらいました。

資料はこれ。

そして、これがお悩み相談に対する会場でのベストアンサー。

ですよねー(´;ω;`)

お悩みの詳細はスライドを見てもらうとして、一つのツールですべて賄おうとして頑張ってしまうと、構成に矛盾が出てしまうので、適材適所で組み合わせて使わないといけないというのは、完全に正論。

自分の中では、この問題は根本的にはインフラをどう抽象化・モデル化して、コードに落とすかというところにも関わる問題で、試行錯誤していたところをバッサリやってもらったので、だいぶInfrastructure as Codeへの理解が深まった気がしました。

手抜きをしてしまいたいがために、ツールが向いていないところまで無理やりはめてしまって、あとから拡張性やメンテナンス性に限界が来て死ぬというのは、よくやってしまう失敗なので、つらみが出たら、根本的にアプローチが間違っていないか見なおした方がいいですね。。。

会場でのツイートはTogetterにまとまっているのでこちらから。

本編の内容

本編のスライドで見つけたものを貼っておきます。

構成管理ツールととしては、"Chef"とクックパッドで開発されている軽量Chefの"itamae"、"Ansible"が話題に上がっていました。ちなみに会場シェア的には、Chefはほぼすべての人の手が上がっていて、Ansibleは半分ぐらいという感じ。構成管理ツール以外では、あらゆるインフラをDSLでCode化してしまうお話とServerspac/SpecInfraのライブV2リリース。

自分では構成管理ツールにAnsibleを使っているのですが、インフラをコードに落とすという観点では、やはりChefは完成度の高いツールだと思うので、そのエッセンスだけ抜いてできることを限定して、学習コストを下げたitamaeは良さげな感じでした。

また、@さんの発表でも「Chefは、Rubyで何でもできますよ、言われると…」みたいな話があったと思うのですが、自由度が高いっていうのは諸刃の剣で、なんでも書けるためにあとでメンテがつらくなったり属人化しやすくなったりしてしまうので、その点ではitamaeやAnsibleのようにできることが限定されているのは、自分の環境では逆にメリットになっているように思います。

Infrastructure as Codeは、あらゆるシステムの常識になるぐらい流行って欲しいので、そのためにももう少し自分の中で経験を貯めてどこかで発表したいですねー

クックパッドのみなさんには、ISUCON予選に引き続き、またお世話になりました。お寿司大変美味しかったです。ごちそうさまでした(・∀・)

それではこの辺で。

2014/10/05 追記

このお悩み相談について、Ansible本の筆者の@r_rudiさんから回答ブログをいただき、それに関わるやりとりをしたのでまとめました。

そちらをみてもらえると、こういう問題に対するAnsibleでの解決策がわかるので、合わせてお読みください。

回答ブログはこちら。

Ansibleでの連番ホスト名をつけるなど — そこはかとなく書くよん。

それに関連するやりとりのまとめはこちら。

AWS + Ansibleのお悩み相談についてのやりとり - Togetterまとめ

ちなみに、Ansible本はこちら。

Amazon.co.jp: 入門Ansible eBook: 若山史郎: Kindleストア