双六工場日誌

平凡な日常を淡々と綴ります。

最近話題のSIMフリースマホ「ZTE Blade Vec 4G」を買って、一週間使ってみた。

最近、MVNOのSIMが複数リリースされ、それを使うためのSIMフリー端末も充実してきたように思います。僕もその流行に乗って「ZTE Blade Vec 4G」を購入してみたので、簡単に使用レポートを書いてみます。

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写真: 開封の儀の様子

購入の経緯

これまでは、auの回線でHTC Jを使っていました。厳密に言うと、まだこの端末も併用しているので、使っていたというのは語弊がありますが、今はこちらのスマホはほとんど使っていません。鞄から出すのは、おサイフ携帯機能使うときぐらい。

HTC Jに機種変更したのは、ちょうど2年前。3Gのみ対応でLTEは使えない機種です。ただ、IS03からの機種変更だったので、当時はさくさく動くことに感動した記憶があります。

ただ、この機種はアプリをインストールできる領域に制約があり、最近ではその制約のためにアプリのアップデートが止まることもしばしば。また、常駐しているアプリが増えてくると、プチフリーズみたいに操作が固まったり、電池がすぐに切れてしまったりと、そのほかにもいろいろつらみが溜まっていました。

仕方がないので機種変更を検討。当初はHTCの最新機種、HTC J butterfly HTL23への機種変更も検討したのですが、月々の支払いが高くなるので躊躇していました。良いイヤホンがついてきたり、スペック的な魅力はあるんですが、自分の場合はAndroidで音楽を聞くことはないので、いろいろオーバースペックなんですよね。

また、SIMロックされている端末だと海外に行った時に格安の現地のSIMが使えないんですよね。旅行中、同行者とLINEで連絡を取ることが多いのですが、現地SIMなら1000円以下で済むところが、現地で使えるWi-Fiをレンタルするか国際ローミングをするとなると、数千円の出費。海外に行った際には、着信用にはメイン回線が必要ですが、ガンガン使うにはやはり現地SIMを入れたSIMフリー端末がベスト。

こういう上でSIMフリー端末を調べてみて、たまたまキャンペーンで特別価格になっていた「ZTE Blade Vec 4G」の購入を決めました。

ZTE Blade Vec 4Gのスペックと対応

買ったのは、OCN モバイル ONEのSIM付きパッケージ。税込み19800円でしかもSIMがついてくるという格安パッケージで、入荷の度に品切れになっていましたが、現在はこの価格での販売は終了してしまったみたいです。ちなみに希望小売価格は29800円。今はカラーは黒だけなのですが、10月中旬に白が出るらしいので、またキャンペーンがあることを期待したいと思います。

スペックについては、ググったところ、まとめてあるブログがあったので、以下参照。

ZTE Blade Vec 4Gのスペックを公開!コンパスありでセンサー類は充実! | SIMフリー遊び

ざっくりいうと、最新の高級機種と比べると見劣りしてしまいますが、スマホとのしてのスペックはそこそこ。これまで使った限りは、特に動作が遅くなることもなく使えています。BYOD用ポリシー管理アプリも入れていて、それなりにいろいろ常駐していますが、特にそれで引っかかる感じはしません。Ingressも問題なくできています。スペックには現れないソフトウェアのバグや作りの甘さなどを心配していたのですが、今のところは問題無いです。一回だけ、電池残量の表示がおかしくなって再起動したことがあったぐらい。重いゲームアプリはやらないので、そういう場合でどうかはわかりませんが。

もちろん、存在しない機能等もあるので注意が必要です。日本のスマホ事情で問題になりそうなのは以下の点。

  • NFC/おサイフ携帯機能がない
  • 赤外線通信がない
  • SDカードが使えない
  • バッテリー交換できない
  • 防水仕様ではなく、充電用のUSBの穴が開きっぱなし

自分にとっては、おサイフ携帯機能がないことだけがまだ解決できていない課題です。今のスマホと併用になっているのは、これが移行できないから。ただ、おサイフ携帯だけならガラケーで十分なので、今のスマホガラケーに機種変更する方向で検討中。

また、SDカードがない点については内蔵メモリのうち、9GB弱がSDカードのように使えるようになっているので、その範囲に収まる分には問題ありません。自分の場合は、スマホには音楽は入れないし写真はDropboxで同期しているので大丈夫なはず。

充電用のUSBの穴については、Micro USBカバーを別に買った方が安心かもしれません。USBの穴は上にあるので、イヤホンジャック用の猫アクセサリーのMicro USB版みたいのがあれば、ちょうどいいんですけどね。今のところ、そういうアクセサリーはなさそう。

防水仕様ではないので仕方ないのですが、水には弱そうなので、その辺りは気をつける必要がありそうです。

使用感

上でも書きましたが、これまで特に大きな問題なく使えています。そのほか印象深かったことを上げると、端末が思った以上に軽かったことがあります。

HTC Jは、ディスプレイサイズ4.3インチ、重さ約142gだったのに対し、Blade Vec 4Gは、ディスプレイサイズ5インチ、重さ約132gと画面が大きくなっているのに、10g軽くなっているため、両方を持ってみると体感的には後者がかなり軽くなっているように感じます。持ってみた感じは、まるでスマホのおもちゃを持ったような感触。ただ、HTC Jの重量感は安心感にも繋がっていたので、この辺りの重さは好みの問題もあると思います。*1

おもちゃみたいと書きましたが、背面の仕上げは悪くない感じで、派手さはありませんが実用品としては申し分ないデザインにだとは思います。

また、これはパッケージに付属していたSIMの問題ではありますが、バンドルされていたOCN モバイル ONEのSIMは、SMS非対応のものだったので、購入時はLINEなどのSMS認証をどうやって通すか心配ではありました。

結論から言うと、これまでのスマホと併用で使っている分はこの点は問題ありませんでした。認証時のSMSメッセージは、認証対象のスマホ(今回はBlade Vec 4G)に届く必要はなかったため、これまで使っていたスマホの電話番号を指定して、そっちにSMSの認証番号を送ってもらい、それを新しいスマホの方に入力すれば、SMS認証は通過できました。*2

ただ、まだLINEの年齢認証はできていません。年齢認証は3大キャリアとの連携ができればよいので、自分の場合はこれにauのSIMを挿すことができれば認証を通せるはずなのですが、HTC JはフルサイズSIM、Blade Vec 4GはMicro SIMなのでサイズが合わず。。。

そのほかだと、付属のカメラアプリの出来が今ひとつだったので、カメラアプリを幾つか試して、以下を採用。このカメラは、広告が出ず細かい設定ができていい感じ。

https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.snowlife01.android.hdcamera&hl=ja

今日は、この端末でBluetoothテザリングも試しましたが、Mac Book Airとペアリングして、すぐに使えるようになりました。


つらつら書き連ねて来ましたが、自分がスマホに必要とする機能を備えている端末というのが現状の評価です。これで19800円だったので、非常にお買い得でした。せっかくのSIMフリー端末なので、ほかのSIMも買って試してみたいところです。

今日はこの辺で。


(追記)必要なくなったスマホからガラケー(Gratina)に電話帳を移行した際の記事を書きました。

スマホからガラケーに変えて連絡先がうまく移行できなかったので、Googleの連絡先をガラケーの電話帳に変換するスクリプトを書いた。 - 双六工場日誌

*1:ちなみに、HTC J butterfly HTL23は、ディスプレイサイズ5インチ、約156gとのこと

*2:ただ、今の状態でLINE電話から友人に電話すると、自分の番号は「非通知」となってしまいます。これが別の端末の別の電話番号で認証したからか、回線起因の現象か、切り分けはできていません。自分の場合はLINE電話をそれほど使う予定はないので、一旦このままでも問題ないかなと思っています