なれる! SELinux のプロット(案)のメモ書き
『なれる!SELinux』「あらすじ:とあるIT企業の新人が、現場で様々なトラブルに巻き込まれていくが、それらのトラブルの原因がすべてSELinux」というインフラエンジニアの成長物語を思いつくなど。
なれる!SELinuxは、このころから温め続けているアイデアです。ただ、実際やり始めると思いのほか大変w
さらに最初のきっかけはこれ→ http://togetter.com/li/78041
SELinuxを知るためには、そもそものLinuxサーバの動きを知らないと行けないってことで、技術的にも追うことがたくさん出てきます。
そうこうしている間に、石川さんによるハンズオンや静岡遠征もあり、こちらのネタだけ先送りになっているので、今のところの妄想メモから出していきたいと思います。共同制作者絶賛募集中。
プロット
シーン1 はじまり
主人公は新人インフラエンジニア。就職をきっかけに自宅サーバを購入。しかし、自宅ではうまく行かない。学生時代は桜VPSでブログを運営していた。それと同じことしかしていないはず。Apacheの設定ファイルをいくら見ても解決策は見つからない。Apacheが動かない、Sambaが動かない。
翌日に会社に行って、先輩から渡されたSISPをふと見ると「SELinux」の項目が。しかし、すべてのSISPで無効になっていて、一つとして有効化されているものはない。そこで疑問に思って、OJTのメンターに質問。
「SELinuxってなんですか」
「ああ、それは普通は使わないから。有効にしたままだと面倒だから、初期構築の時にちゃんと切っておけよ」
「何に使うんですか」
「いや、俺もよく知らないけど、普通は無効化するものだから。自分たちみたいな普通のSI屋には縁のないものだよ。」
そこに、突如割って入る女性。
「あんた、新人に何適当なことを教えてるのよ。SELinuxをDisabledしていいのは小学生までよ*1 *2 *3」
「そんなわけのわからないもの動かしておけるかよ。SELinuxを動かしてたせいで、肝心のサーバが使えなかったら本末転倒。」
「いい? はっきり言ってあげるわ。あなたがわかっていないのは、サーバの動きそのもの。それなのにちょっとでも自分の思うように動かなくなると、SELinuxのせいにするなんて飛んだ恥知らずね。」*4
女性は持っていた缶コーヒーの缶を握りつぶし、その場を去っていく。
(…続く)